【クラシック注目馬】パンジャタワー

●血統分析

父:タワーオブロンドン

母:クラークスデール(母父:ヴィクトワールピサ)


父タワーオブロンドンは2024年の新種牡馬。

現状では父同様短距離戦で実績を残しているが、この距離特有の逃げ切りがちが少なく、スピードの絶対値よりも平均した巡航速度と切れ味を持つ。面白い短距離型種牡馬となりそうだ。


母は未出走のまま繁殖入りも、ソニンクからアコースティクスと受け継いだ良血馬。

アコースティクスといえばダービー馬ロジユニヴァース。クラークスデールはダービー馬の妹である。

アコースティクスの仔からはロジユニヴァース以降、孫の代含め重賞勝ち馬は出なかったが、パンジャタワーがついにその殻を破ったことになる。


アコースティクスの母、ソニンクからはモンローブロンド、ルミナスポイント(孫にソングライン)、ヴァイスハイト(孫にスキルヴィング)、ライツェント(仔にディアドラ)など優秀な繁殖牝馬が次々生まれ、日本の新たな繁殖系を築いている。


その中で少しアコースティクス一族は活気がないのは事実だが、ご覧の通り祖母のソニンクには絶大な能力があるので、成長力含め本馬も軽視はできない。


クラシック戦線では追い続けたい血統である。