ケンタッキーダービー(G1)の血統傾向

過去5年の血統傾向


近年のケンタッキーダービーでは、ノーザンダンサー系の父系が安定して好成績を収めており、2020年から2024年の間で5年連続して勝ち馬または好走馬を輩出しています。一方で、ミスタープロスペクター系も依然として多くの出走馬を送り出しており、2022年の勝ち馬リッチストライクや2023年の勝ち馬メイジなど、勝利にも直結しています

また、2024年には日本調教馬のフォーエバーヤング(父:リアルスティール)が参戦しており、サンデーサイレンス系の血統が初めて上位に顔を出すなど新たな流れも見られます。母系にはナスルーラ系やミスタープロスペクター系が安定して多く、牝系の柔らかさも重要な要素になってきています。


[好走血統]

ノーザンダンサー系(父系・母系ともに目立つ活躍)
ミスタープロスペクター系(近年の勝ち馬に多い)
サンデーサイレンス系(日本馬や近年の新興勢力として注目)
ナスルーラ系(母系での好走が目立つ)


[小系統から見える好走血統の特徴]

■ 二大勢力

  • StormCat系(父・母ともに有力)

  • A.P. Indy系(とくに母父として抜群)


■ 傾向と戦略

  • 父系:StormCat系やA.P. Indy系のスピード×持久力バランス型

  • 母系:A.P. Indy系でクラシック適性を補完

  • 米国主流血統が中心だが、ディープインパクトなどの日本的スタミナ型にも今後チャンスあり


[ピックアップこの3頭]

◆Citizen Bull

◆Sandman

◆Sovereignty

出走馬 重賞適性チェッカー